慣用句 世渡り上手が「世間ずれ」

こんばんは。今日は地元「東松戸まつり」が中央公園で開催されていました。天候にも恵まれ恐らく皆さんの中にも参加された方や行かれた方も多かったのではないでしょうか。

ところで昨日の読売新聞の記事で慣用表現「慣用句」の「世間ずれ」「まんじりともせず」について半数以上が意味を誤解していることが文化庁の「国語に関する世論調査」でわかったと書かれていました。

これは今年の3月、全国の16歳以上の男女に調査し、2028人から回答を得たものだそうです。若い世代ほど本来の意味を知っている割合が低く、16~19歳でわずか4.9%、20歳代で11.7%。一方70歳以上では54.2%が理解していました。

ここで「ピーン」ときた人は受験生ではないでしょうか。確かに千葉県立高校の入試では結構出題されていますね。それでは今回記事に記載されてたものを参考に見てみましょう。

①他山の石:他人の誤った言行も自分の行いの参考になる。正解率30.8% 他人の良い言行は自分の行いの手本となる。不正解率22.6%

➁世間ずれ:世間を渡ってずる賢くなっている。正解率35.6%  世の中の考えから外れている。不正解率55.2%

③煮詰まる:(議論や意見が十分出尽くして)結論が出る状態になること。正解率51.8% (議論が行き詰ってしまって)結論が出せない状態になること。不正解率40.0%

④天地無用:上下を逆にしてはいけない。正解率55.5% 上下を気にしないでよい。不正解率29.2%

⑤やぶさかでない:喜んでする。正解率33.8% 仕方なくする。不正解率43.7%

⑥まんじりともせず:眠らないで。正解率:28.7% じっと動かないで。不正解率51.5%

如何でしたでしょうか個人的には③煮詰まるなどが間違えやすいかなと思いました。

ところで本当に千葉県立高校の入試にも出ているの?ということになります。前回の前期試検4(3)にありました。文章中の「(B)が立たない」が「とてもかなわない」という意味になるように(B)に体の一部を表す言葉を漢字一字で書きなさい。(配点2点)正解は「歯」ですよね。このように結構毎年のように出るのですが私から言いますと余り気にしなくてよいということになります。勿論たかが2点されど2点ですが千葉県立入試の国語はとにかく文章量が圧倒的に多いのが特徴です。小説文、説明文、論説文など如何に速くいかに正確に読むかの訓練の方が大切です。とにかく現在の入試の国語はゆっくり解いていては時間が足りません。数英はできても国語の勉強ができないというご父兄の問い合わせも多いのが現実です。私もいろいろ考えまもなく新しい勉強法を投入していきます。ところでそれでは読解以外に「慣用句」はやらなくてよいのということになりますが先ずは殆んどが小学生レベルから出題されている「漢字」が優先です。そのあと時間があったら学校や塾のワークなどを少しやれば良いと思います。塾では入試直前に「四字熟語」「慣用句」の必須プリントをやりますのでそれだけでOKだと思います。

朝晩の気温差が大きくなり始めました。体調管理は万全に。

高木